ここ数日で感じたこと

ここ数日で感じたことを、本当にとりとめもなく書きつらねてみる。



旧友との再会、実家への帰省などを終えて、ここ数日はずっと部活の後輩と一緒にアメフトの練習に励んでいた。
必死で自分の殻を破ろうと苦悩している後輩たちと長い時間過ごし、身体をぶつけ合う中で初心を思い出すこともできたし、いろんな気持ちが湧いてきた。

今、最上級生としてチームを引っ張る彼らは自分が最上級生の頃の一回生であり、自分のカッコ悪い姿も頑張る姿も全部見てくれている分、思い入れは強い。
既にその頃とはみんな見違える面構えをしているけれど、さらに試合で暴れてかっこいい姿を見てみたい。そんな思いで結局今年もグラウンドに足を運んでいる。
他にいろんな楽しいこともあるけれど、やめられない。
偉そうにコーチをしているものの、やはり監督やヘッドコーチの足元にも及ばない。ただ、彼らと一緒に練習をするという具体的な行動によって、何らかの思いは伝わると信じている。
こんな自分を必要としてくれ、温かく迎え入れてくれるチームには毎度のことながら感謝している。





夢はでかいほうがいい、とか、挑戦しよう、冒険しよう、という主旨の歌はよくあり、聞いているとなんだか胸が熱くなる。何かでかいことがしたい!と思うようになる。表面的に、字面だけ見ればすげーワクワクするし、魅力的。

ただ、本当にでかいことやろうと思うと、自分を大きく変えなければならない。すると、壁の連続だし、基本的に、毎日辛いことの繰り返し。
なんかもう自分がダメに思えて、自信なくなって折れてしまいそうになる日々が続く。
でも、そういう日々を積んだ人にだけある日突然豹変するチャンスが訪れる。

いつか変われるその日まで必死にやるしかない。


その必死に頑張る部員の姿からまた新たな気付きをもらって帰ってきた。


・練習で、「○○回やらなきゃならない」と思っているうちは一生変われない。

自分の取り組みがやらされ、あるいはオシゴトの間は、自分の根本から変わるような成長は見られない。いつまでたってもマイナーチェンジ。しょうもない自分→ちょっとうまくなったしょうもない自分、程度でしかない。
ただ、ふとしたきっかけを得ると、「できるようになるまでやる」という気持ちに変わって、劇的に成長し始めることがある。なんかもう顔つきが変わってくる。目が変わる。迫力が出てくる。

人によっていろんなきっかけがあると思うが、コーチはそのヒントやきっかけになりそうなものを与え続ける使命を持っていると思った。そしてそのためには何より現役に恥じない厳しさも必要である。

・恥も外聞もなく、必死でやるのは意外に難しい。

自分はリーダーだ、引っ張らなくちゃいけない、などという表面的な事実に囚われて、特に上級生になればなるほど自分を守りに入ってしまう。失敗を怖がる。周囲にダメなヤツと思われたくないから、リスクをとって叱られるのが怖いから、縮こまる。

どんなに練習でカッコ悪い姿を見せても、試合で見事なプレーができればそれが一番かっこいい。
そう頭でわかっていても、なかなか日常で自分の恥部をさらけ出すのは難しい。
自分かわいい、自分大好きから脱却するのが第一歩。


他にも色々あるけど、一番心に残ったのは上の2点。


今、大した奴じゃなくても、もっともっとかっこええ自分になりたい!という気持ちだけはこれからも、現役部員たちに負けたくないと強く感じた。


あと9日で、シーズンが開幕する。自分が京都にいられる間では、最後のシーズン。
今年のチーム、特に4回生には、3強に一泡吹かせてもらいたい。

涙が出るような良いプレーをフィールドで見せてほしい。

自分は甘えることなくできる限りの貢献をしていく。

最後になるけれど、これほどまでに夢中になれる自分の原点と呼べる場所を持てて自分は幸せだ。

感謝。