アメリカ旅行の気付き

一週間にわたる、今回のアメリカ旅行。
同期と寝食を共にする時間がたくさんあって、色々な気付きがあったのでまとめてみました。


○自分について
 今回の旅行では、一緒にいたメンバーそれぞれの良い所が今まで以上に発見できてすごく楽しかったです。その発見によって、これまで自分の長所だと思っていたことがまだまだ全然たいしたことなかったと気付けました。特に、相手の気持ちを思いやることや気配りすることの大切さは痛感しました。ホントに全然足りてなくて自己中心的な自分がいることに気付いたので、今後もっと意識して少しずつでも直していくべきだと感じました。こんなものは習慣、積み重ねだと思うので。
 あと、旅行中の色々な場面で結構周りに頼りすぎてしまう自分がいて、それもダメなところだと思いました。就活中に同じ部活の就活仲間とお互いの長所短所を言い合ったときにも指摘されたんだけど、自分の限界をしっかり見定めることなく興味が無かったり向いてないと思ったことは切り捨ててしまうクセがあります。これは自分の可能性を極端に狭めることにつながるので、食わず嫌いせずどんどん飛び込む積極性をつけたいです。

○エンジニアについて
 現地でエンジニアのマネジメントをなさっている社員の方にたくさんお話聞いてたくさん学びがありました。うろ覚えなので一字一句同じではないけれど、印象に残った社員の方の言葉をいくつか紹介してみます。

『エンジニアの向き不向きは結局のところ、「興味」に尽きる。』
 ある程度のことができるようになるためには、泥臭い努力が必要だけれど、素養が身についた後に差をつける要因となるものは、学び続ける姿勢、そしてそのモチベーションの源泉となる興味や好奇心だということだと解釈しました。自分はまだエンジニアの世界の入り口にすら入ったことがないので、正直まだわかりません。機械を相手することよりも、組織だったり人だったりに興味がより強い気がしていますが、何しろエンジニアは経験ゼロの世界だからそもそも興味が沸くはずもないので比較しようがないですね。

アメリカと日本のエンジニアの差はすごく感じる。』
 「差」と書きましたが、能力の差ではなく、働くスタンスだったり考え方の差異だと仰っていました。現地で働く優秀な非日本人のエンジニアは、とにかく意見をぶつけることを厭わないそうで、同意しているときですら、とりあえず何か噛み付いてくるそうです。個人主義的で、和をもって尊し的な発想はみじんもないらしいです。自分が当然正しいと思っている前提からもう一度考えさせられる機会があり、一筋縄ではいかないと仰っていました。
 また、単純にゲーム好きでゲームが作りたいエンジニアが比較的多い中で、インフラ系の地味な仕事をやってもらうのも非常に大変だと聞きました。同時に複数の会社からオファーを抱えているような優秀な人が多い中で、辞めずに続けてもらうことに腐心してらっしゃるようです。ただ「そこがマネジメントする上でたまらなくエキサイティングだ」、とも仰っていて、すごくかっこ良かったです。

 「楽しい」を魅力的に語る人は背後に必ず苦労や挫折を乗り越えてきたという自信をたずさえていると思います。それを避けて通って本当の「楽しさ」を経験しようとするのはおこがましいし、そんなことは土台無理な話なんだとあらためて感じました。


○英語について
 
・GABA講師とSUBWAYの店員の根本的な違い
 SUBWAYというのはアメリカの至る所に存在するファストフード店。今回の旅では日頃接していた英会話の講師と現地の人の差を痛感しました。
 まず、根本的にGABAの先生は、日本人英語を聞く、理解するプロフェッショナルであるということ。彼らの使命は生徒の英語上達だが、会社からの要請としては、まず生徒を辞めさせず続けてもらうことがある。だから、全神経を集中させて自分の話す稚拙な英語を理解しようと努力してくれる。でも、SUBWAYの店員はオーダーを聞き商品を手早く用意して出す人であり、通じない言葉を話す人間には”What?”を繰り返すのみ。スープをただ頼みたいだけなのに意思疎通に相当時間がかかって愕然としました。結局、「メニューの写真にあるスープと店にあるスープの種類が違うけどそれでもいいのか?」ということを延々と説明してくれてたことにだいぶ時間をかけて気付きました。

・Chitchat(世間話)がまだまだ苦手
 タクシーで助手席に乗る機会があり、何度か運転手と雑談する機会があったのですが、聞きとることはできても、さらっと簡単に応答することが下手すぎて笑ってしまいました。所詮時間つぶしなのに、やたら長い文章でだらだら説明してしまい、何度か変な顔されました。こればっかりは練習ですね。現地で数ヶ月の留学を経験していた友人の受け答えの自然さが相当かっこよかったので、いつか絶対できるようになります。

・今後自分のやるべきこと
 エンジニアの方は、日本にいたときからTOEIC900を余裕でオーバーする能力を持っていたにもかかわらず、現地で働き始めてからはとにかく会話が成立しなかったと仰っていました。なので、そもそも仕事のツールとして使う英語をこっちで完成させてから現地に行くなんてことは無理で、結局飛び込んで泣きながら努力してキャッチアップする道しかないんだろうなぁと思いました。
 だから、その機会を得るための最低限の努力の結果(=具体的な数字)だけはこっちにいる間に継続的にやって出していこうと思いました。



以上、長くなりましたが感じたことでした。

とにかく今回の旅ではたくさんの人にお世話になって有意義な体験がたくさんできました。本当に感謝しています!
そもそも親が融資してくれなければこの旅はなかったので、働いてしっかり恩返しすることをここに誓います!(笑)


終わり!!!!