積み重ねの大切さ

ひさしぶりの日記更新。


最近、小さなことの積み重ねの重要性に気付く機会が多いので、そのへんについて書いてみた。


今の自分を変えたい、変わりたいと思っている人はたくさんいるけれど、なかなか変われない理由として、何かすごいことにいきなり挑戦しようとしすぎてしまうことが挙げられると思います。

例えば、ストイックに自分を律して見事大記録を打ち立てたオリンピックの選手に憧れて、いきなり毎朝5kmのランニングを自分に課してしまい、見事に挫折する、などという経験は誰しもあるのではないでしょうか。



最近自分が少し変わってきた具体例を紹介してみます。

【感謝の気持ち】
自分が尊敬する人たちの特徴として、謙虚な姿勢を持ち、周囲への感謝を忘れない人が多いです。
尋常じゃない努力、苦労をして、ものすごい結果を出しているのに、「みなさんのおかげです」という姿勢で全く傲らない人に自分もなりたいと思いました。
そこで、その一歩目として、とりあえず自分に一つのルールを課しました。

・バスやタクシーを降りる際は運転手に絶対に「ありがとうございました」と言う
(絶対に、が重要)

吉田キャンパス桂キャンパスを往復する大学の連絡バスを結構な頻度で利用するので、手軽にできる意識付けでした。
なんとなく初めは恥ずかしさもありましたが、続けてみると気付きは多かったです。
以下気付きの列挙。

①何の抵抗もなく言える日と、そうでない日がある

こんなルールぐらい簡単に守れるだろ?ぐらいのノリで始めたのですが、その日の実験が失敗に終わって帰る日、なんとなく落ち込むことがあった日などは、意外に爽やかに「ありがとうございました」を言うのは大変でした。
自分の気分がこんなにも日によって違うんだ、ということを挨拶を通して知りました。

②言うと気分がよくなる

さっきの気付きの続きに近いんですが、イライラしてるとき、焦っているときに、「ありがとう」と言って、相手も「ありがとう」と返してくれたときなどは、相当気分がよくなりました。

③言い続けると相手も反応が変わる

吉田桂連絡バスの運転手は日替わり、時間交代で何人かいるのですが、いつも絶対挨拶に会釈すら返してくれなかった人が、ある日を境にこっちを見て「お疲れ様です」と小声ではあるけれども返してくれたときは非常に気持ちよかったです。

④いろんな人の気遣いや思いやりが見えるようになる

初めは「バスやタクシー」と限定的に始めたものでしたが、これが体に定着し当たり前になってくる頃には、今度は周りの人の気遣いに色々気付けるようになりました。たとえば、実験室の共同スペースの散らかっていた場所が掃除されていたことに気付いたり、普段歩いてる道路のゴミが掃除されていることに気付いたりできるようになりました。



初めは小さな意識付けだったものが、習慣となり、当たり前になった頃、世界の見え方が変わる。

これは本当に面白いもので、他にも些細な「絶対やる」「絶対やらない」を楽しみながらやるようになりました。


いつもイライラしてる人ってやっぱり自分がイライラするような習慣がクセになってしまってるんですよね。些細なことでも侮ってはいけない、むしろ、些細なことこそ、侮るべきではない、そう思います。




感謝の気持ちに関しての習慣付けは良いループに入ってきたので今後も更に続けていきたいですが、今の自分のテーマは「スピード」です。

何かやるべきこと、やりたいことがあるときに、先延ばしにしてしまう悪いクセを治すために、小さなことからコツコツ変えようと努力しているところです。

また気付きを得て変化が現れた頃にこのblogに書けるように積み重ねていこうと思います!


以上!