備忘録

教えてもらった言葉。

施して報を願わず、受けて恩を忘れず

いろんな言い回しがあるみたいだけれど、この言葉は
江戸時代中期の中根東里という学者が著した書物『東里新談』に書かれているそうです。

とかく、損得とか、効率的に利益を得るだとか、
自分中心の考え方が蔓延している今の世の中において、
もう一度思い出さないといけない大切な考え方ですね。

日頃そういう考え方にいかに毒されて生きていたのか、
客観的に自分を見つめて痛感した次第です。

人がどう振舞おうと、それは仕方のないことだけれど、
自分の美意識というか、覚悟はブラさずに生きていかないと
芯がなくなって自分が弱くなりますね。

自信を持って、毎日を積み重ねるために心に刻んでおきたい言葉です。

「自利利他」という仏教の言葉も同じことを言っていると思います。

相当昔から、こういう考え方があったんだけれど、
最近の風潮では忘れられがちなのではないでしょうか。

物質の豊かさの発展と、精神世界の豊かさの発展、
両方とも大切なんだけど、後者がややないがしろにされているのかな。

まずは自分から、自律した生き方ができるように心がけていこうと思います。


終わり〜